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60時間旅程で 6千年歳月を越えて

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  • Date | December 31, 2004
冬の寒さが続くこの頃韓国と反対に酷暑の国ペル-。韓国と時間と季節が正反対であるこちらで12月14日から31日まで韓国人宣教師夫婦と一緒に10余人の聖徒が地球反対側韓国を尋ねた。

ペル-聖徒の訪問は2003年3月の1次訪問以後ほとんど2年ぶりに成し遂げられた。13日と17日にはシカゴ聖徒4人も入国して仲間に合流した。

今度の訪問にはそれなりの難しさがあった。シカゴの グロリア ベリースタ二姉妹は二層階段も上り下りすることができないほどひどい高所恐怖症があって、以前まで飛行機を一回も乗ることができなかったが信仰と神様の助けによって、恐ろしさを勝ち抜いて10時間を越える飛行の末に韓国の地を踏んだ。現地平均月給の十倍が越える航空料を各者貯蓄して韓国訪問を準備したペル-家族はペル-のリマ空港を出発してベネズエラのカールカスとドイツのフランクフルトを経由する60時間にわたった旅程を終えて韓国に到着した。このすべての肉身的な難しさを乗り越えて6千年歳月を越えてエルサレム御母様の懐に飛んで来た家族に神様は溢れる御恵みを諾し賜われた。

“デ-オス ロ べンデガ 厶チョ (福をたくさん受け取って下さい)!”、“厶チョ クスタ(お目にかかって嬉しいです)!”14日仁川空港では韓国に第一歩を踏み出すペルー家族たちに30余人の韓国家族が駆けつけてけスペイン語であいさつしながら熱列に迎えた。ペルー家族も長い旅程の疲れを忘れて韓国家族を嬉しく抱きしめてあいさつした。

こよみの写真だけで見ていた新しいエルサレム神殿が車窓の門で見える時、夢の中でばかり描いた御母様にお会いした時ペル-家族は溢れる歓喜と感動を表現して神様に栄光を帰した。“御母様、とても会にたかったです。”と言いながら駆けて来て祝福を呼び求めるペル-家族。その中には事情上韓国まで来られなかった700余まりのペルー兄弟姉妹の懐かしさと愛がこめられていた。

聖書研修を受けて韓国の兄弟姉妹と友愛を分かち合う間家族の胸の中には天の家族の愛とともに御母様の謙遜と犠牲の模範がそのまま刻まれた。ソイラ チャベス姉妹は“韓国家族は天の家族だけが見ることのできる惜しみない愛を見せた。特に御母様の明るい笑い、謙遜な姿で多くの感動を受けて、私もそんな信仰の道を歩いて行きたい”と言った。

韓国家族も訪問団の純粋で謙遜な態度と熱情的な姿で多くの恵みにあずかった。沃川(オクチョン)研修院で3分期宣教の実の授賞式が開かれた19日、ペルー家族は準備して来た民俗衣裳を着て行事に参加した。色々な色回しで染まった伝統衣裳を着て新しい歌でほめたたえる姿は、年を取っても色童衣裳を着て親を喜ばせたという孝行の話しを思い浮かばせた。このような姿は諸国の民族がシオンに来て神様の御恵みを請い求めて、その栄光をほめたたえるという聖書の預言を思い起させた。

海外教会の躍進が著しかったこの日、ペル-の2リマ教会は小単位教会部門 2等賞と婦女部門 1等賞を、1リマ教会は中単位教会長年部門1等賞を受賞することによってもっと大きな拍手喝采を受けた。婦女代表で受賞したペルー2リマのマリアアランゴ姉妹は大きな賞を賜われた神様に感謝を献げ、“授賞式を通じて福音が全世界に速く宣べ伝えられていることを実感した。ペルー家族ももっと手まめに福音を宣べ伝えて神様が喜ばれるよい実を結ぶ”と所感を明らかにした。

いつのまにか 近づいた別れの時間。シカゴとペルー家族は 26日と 31日それぞれ出国した。別れの涙をおさえることができなかった家族は災いで死んで行く多くの魂に命の真理を宣べ伝えて早く救いなさいという御母様の切なる頼みを胸にきざんで心を引き締めた。

“キリストのように多くの人たちを生かそうとすれば災いを免れる新しい契約を勢いよく宣べ伝えなさいと御母様が力をこめて仰せられた時家族はまだその御旨を完全に理解できませんでした。しかし何日かして地震が起きて大ぜいの人が死んで行く姿を見て皆気が付いて、神様は御言葉で働かれる御力の神様だということを確かに悟るようになりました。”

韓国を去ってペルー2リマ教会堂会長孔俊浩伝道師は26日発生したアジア大震災が家族をいっそう悟らせるきっかけになったと説明した。孔伝道師は家族が今回の訪問で神様の愛を実感して、その愛を実践する道は新しい契約で命を救うことを悟ったから帰って多くの魂を救ったという嬉しい便りをエルサレムにすぐ伝えることができると確信に満ちた口調で言った。

“帰って御母様に対して多くの話をしたいし、御母様の御言葉どおり速く福音を宣べ伝えたい”と言った海外聖徒。彼らは神様に重ねて感謝を献げ、御母様の愛を模範として実践して多くの感動を与えてくれた韓国家族にも感謝の心を示した。

‘アディオス’(別れる時のあいさつ)代わり‘ノース ベモス’(また会いましょう)というあいさつをお互いに交わして再会を祈る間、一年が暮れてまた新年が明るくなっていた。