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過越祭、除酵祭、復活祭2012年 春の祭り到来

  • Nation | 韓国
  • Date | April 05, 2012
2012 過越祭大聖会

ⓒ 2012 WATV
シオンの聖徒たちが指折り数えて待った過越祭大聖会が聖暦1月14日である4月5日の夕方、全国と全世界神様の教会で一斉に挙行された。

「災いが過ぎる祭り」という意味で、3500年前モーセ時代にエホバ神様が定められた過越祭は、イスラエルの民が災いを免れてエジプトの奴隷生活から脱して約束の地に向かった「贖い主の記念日」だった。2千年前、イエス・キリストが十字架で死ぬ前夜、御自分の肉と血を象す過越祭のパンとぶどう酒で「新しい契約」を立てることによって、過越祭は、キリストの犠牲が込められた永遠の命の約束として人類に与えられた。今日もこの日は全世界にいる神様の教会169万聖徒にとって贖い主の記念日であると同時に、救いと永遠の命の約束として神聖に守られている。

京畿道盆唐にある新しいエルサレム神殿では、3千余名の聖徒たちが過越祭大聖会に参加した。夕方6時から挙行された第1部洗足儀式礼拝で総会長金湊哲牧師は、キリストの聖体と血にあずかるためにキリストが御自ら模範として示された洗足儀式を必ず行わなければならないことを聖書の御言葉を引用して説明した。

洗足儀式は聖徒たちが過越祭を守るに先立って、必ず行わなければならない儀式である。また天の父と天の母が子供たちにへりくだることと仕えることの道を御自らお示しになった愛の儀式でもある。礼拝後キリストの模範に従って洗足儀式を行い、聖徒たちは洗足儀式に込められた神様の深い愛に感謝した。

第2部聖餐礼拝では、御母様が過越祭を守る全世界すべての聖徒たちのために切にお祈りしてくださった。死罪を負い、疲れて苦しい人生を生きていた子供たちのために、過越祭により命をくださった天の父に感謝をささげた御母様は、過越祭を守った子供たちがすべての災いを免れて、永遠な命と救いの祝福を受けるように祈られ、豊かな信仰で天国に入ることを祈られた。また、命の真理をまめに熱心に伝えた子供たちの苦労をねぎらって下さり、より多くの人々に過越祭を伝えて、共に災いを免れ、天国の市民権を得られるようにしようと頼んだ。

金湊哲牧師は過越祭のパンとぶどう酒の意味について説教した。人類が罪によって失ってしまった命の実の実体はイエス・キリストだった。過越祭はイエス・キリストの肉と血を表すパンとぶどう酒を食べて飲む日として、失ってしまった命の実を食べることができるように神様が人類と結んだ契約(covenant、契約)である。金湊哲牧師はこのような祝福の中心に神様の教会聖徒たちが置かれているという事実に感謝し、永遠なる契約である過越祭を賜って、永遠の命に出でることができるようになさった神様に栄光を帰した。

続いて行われた聖餐儀式を通じて、聖徒たちはキリストの聖なる体と血で表されたパンとぶどう酒を食べて飲んだ。キリストと一つの体になって救いの約束の中に出でた聖徒たちは、新しい契約に込められたキリストの犠牲と愛について考え、より多くの人々に命の真理を伝えて愛を実践することを心に決めた。

イエス・キリストは弟子たちと過越祭最後の晩餐を分かち合い、翌日十字架でなくなった。この日が除酵祭(受難祭)である。モーセ時代、出エジプトしたイスラエルの民たちがエジプト軍の追い討ちを受けて紅海を渡る時まで遭った苦難を記念した祭りだ。イエス様はローマ軍兵にむち打ちや嘲りなど、むごい苦難を経験され、十字架の苦痛を負われることで、苦難の祭りである除酵祭の預言を成就された。

4月6日(聖暦1月15日)。全世界の神様の教会で除酵祭大聖会がささげられた。聖徒たちはキリストの苦難に与るために過越祭の夜12時からイエス様が十字架で亡くなった時刻である午後3時まで断食し、悔い改める心で除酵祭に参加した(マコ2:20)。

除酵祭を迎えて御母様は、初臨と再臨にわたって、ひたすら子供たちの救いのためにあらゆる犠牲を厭われなかった御父様に感謝の祈祷をささげられた。また子供たちの心の中に御父様の愛が生きて働かれ謙遜な心で兄弟姉妹に仕え、愛が冷えた世の中に愛の光を伝える子供たちになるように切に求めてくださった。

総会長金湊哲牧師は「福音のための苦難は未完成品である私たちが完成品に生まれかわるための『良い苦難』であり、試練を通じて将来受ける栄光と祝福の価値を悟るようになる」と説明した後「重要なことは苦難自体ではなく苦難を受け入れる心と態度」と付け加えた。引き続きキリストが私たちの罪の代わりに遭われた受難を重ねて強調して「子供たちの救いのみを望んで悽絶な苦痛も喜びと思われた神様をいつも思って、その足跡に従いどんな苦難も感謝することで勝ち抜く大きな信仰を持とう」と訴えた(ロマ8:16-18、一ペト2:19-25、二テモ4:1-5、一ペト5:10、一ペト4:1-2)。

聖霊時代の救い主、“霊”と花嫁がこの地に来られた。37年苦難の福音の道を歩まれた天の御父様と、今この瞬間まで子供たちのための犠牲の道を歩いて行かれる天の御母様。除酵祭に込められたキリストの深い愛について考えた聖徒たちは、御父様御母様の後に従って自分の十字架を負って喜んで福音の道を歩いて行っている。

4月8日日曜日、死と闇の権勢を破られ亡くなってから三日目に復活されたイエス様の御力を記念する復活祭大聖会が開かれた。

イエス様の復活はモーセの行跡を通じて預言されていた。神様の御力で出エジプトしたイスラエルの民は、エジプト軍の追い討ちを受けてモーセに付いて紅海を渡る。イスラエルの民が陸地に上がった夜明け。割れた海が合わさって彼らを追い掛けてきていたエジプト軍隊は皆水葬されることにより、イスラエルの民はエジプトの手から脱して自由の身になって新しい世界に進む。これに由来する祭りが初穂祭である。旧約には除酵祭後初の安息日の明くる日(日曜日)、祭司は初めて熟した実である初穂一束を神様の御前に納めるために振った。まさにこの日、十字架で亡くなった除酵祭から初の安息日の明くる日(日曜日) 夜明けにイエス様は眠る者の初穂として復活された。

御母様は復活の模範を見せられることで子供たちに生きた望みを抱かせてくださった御父様に感謝して、すべての聖徒たちが復活と変化の栄光に与ることを切に求められた。そして信仰が足りない子供たちは信仰の復活を成して、絶望に陥った魂たちも霊的な目が開かれて神様の愛をはっきりと悟って復活の望みを持つことを願われた。

旧約時代の初穂祭の預言と新約時代の復活祭の成就関係を説明した総会長金湊哲牧師は、「復活した日、エマオに行く二人の弟子に現われて霊眼が開かれるパンを分けられたイエス様の行跡に従って、霊眼が開かれるパンを割きながら守る聖書どおりの復活祭(Resurrection Day)を守ればこそ命の復活に進むことができる」と証しした(ルカ24:13-34)。また「イエス様の死で気を落として失意に陥った二人の弟子が、復活祭のパンを割いた後、喜びときめく胸を抱いてエルサレムに帰ったように、復活祭を迎えエルサレムの実体である天の御母様(ガラ4:26)に向かった信仰を固く立て直し、御母様の導きに最後まで従って行き栄光の復活に与ろう」と勧告した。

礼拝後、復活祭のパンを割いた聖徒たちは、エロヒム神様の恵みを完全に悟って、2千年前の初代教会の聖徒たちの情熱的な信仰がこの時代にも復活することを念願した。それとともにすべての人々が心の目を開いて、永遠なる天の望みを抱くことを願いながら、家族、隣人たちと復活祭のパンを分けあった。